水陸両用量産型MS。「MSM−03ゴッグ」は一年戦争初期に開発されたため、陸上での行動時間が限られているなど、いくつかの欠点があった。大戦末期、一年戦争中に飛躍的に向上したMS開発の技術を生かすべく、ゴッグの機体設計を行って誕生したのが「MSM−03Cハイゴッグ」である。水中航行形態の改良や主推進器の配置変更などが行われたため、外観は原型のゴッグとはかなり異なるものとなった。ゴッグでは腹部にあったメガ粒子砲も、ハイゴッグでは腕部に発射口が移され、よりフレキシブルな攻撃が行えるようになっている。同時に、腕部に取り付ける専用武装としてハンドミサイルユニットが開発された。これはMSの携行するミサイルとしては極めて大型であり、水中航行時に支障が出ないよう保護カバーも含めた装備となっている。 |