水陸両用量産型MS。「MSM−07E」は「MSM−07ズゴック」を改良し、水中/地上両面での作戦遂行能力を高める目的で、大戦末期に少数が試験生産された機体である。主な改良点は、「MSM−03ゴッグ」と同様の、四肢を縮める機構が採用されたことと、背中にあった主推進器が脚部へと移動されたことで、これらにより整流効果が高まり水中移動速度が大幅に向上した。火力面も見直しが行われ、両腕に装備されたビームカノンにはエネルギーCAPシステムを導入し、出力/連射性ともに初期生産型の上を行く性能を得ている。また、ビームカノンの採用により陸上戦時の火力は申し分ないものとなったため、初期生産型に装備されていた頭部のミサイルは魚雷に換装され、水中時の対艦攻撃能力向上が図られている。 |