NT専用試作型MS。「RX−78NT1」は、ホワイトベース隊所属のニュータイプとうわさされたパイロット、アムロ・レイ少尉専用に開発された機体である。型式番号の“NT”はニュータイプ専用機であることを意味するが、同じニュータイプ専用とはいえ、ジオン軍が研究していた「サイコミュ」技術を利用した機体とは性質が異なる。マグネットコーティング(駆動系の摩擦抵抗を軽減する磁気皮膜処理)技術などにより気体の反応速度や追従性を向上させ、レイ少尉の操縦能力を制約しないことによって、そのニュータイプ能力に対応しようとしたのである。また、コクピットには全周囲モニターを採用したため、コアブロックシステムは導入されていない。 |