汎用MS。史上初の純戦闘用MSとして開発された「MS−06FザクU」は、その汎用性の高さや扱いやすさから前線の兵士からも愛された。基本性能の優秀さゆえ、用途や活動地域に合わせたバリエーションも数多く作られ、一年戦争を通じてジオン軍でもっとも多く生産された機体となったのである。「MS−06F2」は、後期生産型であり、機体の軽量化とジェネレーター出力の向上を中心に改修がなされている。また、「MS−06F」の弱点であったコクピットハッチ周辺の装甲も強化されており、同時期に登場した連邦軍の「RGM−79ジム」初期型に匹敵する性能を実現している。一年戦争終結後は、地球連邦軍に接収され、ジオン製MSの運用データ収集のために使用された。 |