陸戦用量産型MS。もともとは宇宙用の改修機に過ぎない「MS−06J」に代わる新たな地上戦用MSとして開発されたのが、「MS−07Bグフ」である。しかし、対MS戦闘のため、接近戦闘兵器の固定武装化が行われた結果、MSの利点であった汎用性が失われてしまった。「MS−07B3」は、その反省を生かして、汎用性の確保と遠距離戦闘性能の向上を目指してチューニングされた機体である。B3型は、従来5連マシンガンを内装していた左手を通常のマニピュレーターに戻し(代わりに外付け3連装35mmガトリンク砲を装備)、汎用性の回復を図っている。また、格闘戦移行時には簡単に着脱できる75mmガトリンク砲を装着したガトリンクシールドや、ロッド径を細くして有効射程を延ばしたヒートロッドなどを装備し、オールラウンドの戦闘特性を持つ機体に至っている。 |