宇宙戦用量産型MA。「モビルアーマー」とは、「モビルスーツ」と宇宙戦闘艇の中間に位置する機体で、本体に取り付けられた2本の「手」によって、限定的なAMBAC能力を持ち、高い機動性と攻撃力を発揮する。もともとはジオニック社との新兵器採用競争に敗れたMIP社の試作機「MIP−X1]が、その宇宙での高機動性を買われて、新たにMAとして開発が進められることとなったのである。「MA−05ビグロ」は推進器に強力な2基の熱核ロケットエンジンを使用し、機首にはメガ粒子砲を1門、ミサイルランチャーを機首左右に4門ずつ計8問装備している。索敵にはMS同様モノアイ・システムが使用され、ミノフスキー粒子散布下の索敵能力を向上させている。対艦攻撃能力に優れた本機は、少数が生産された。 |