汎用量産型MS。「MS−06ザクU」シリーズは、ジオンを代表するMSで、汎用性、拡張性、生産性を合わせ持つ非常に完成度の高い機体である。一年戦争時、両軍を通しての生産機数も、ザクタイプが一番多い。このF型は、大戦時に量産されたもっともベーシックなタイプの機体で、宇宙・地上ともに運用が可能である。F型以前は、対核(放射能)用の装備が施された「C型」が量産されていたが、南極条約締結により核兵器の使用が禁止されたため、以後の量産は対核装備を排除したF型に移行された。120mmマシンガン、280mmバズーカ、ヒートトマホークなど様々な武装が用意されており、任務内容によってそれらの装備を使い分けることのできる高い汎用性を有している。その後、多くの新型機が配備されるにつれ旧式化していったものの、高い信頼性を持つF型は終戦まで多くの兵士に支持され続けた。 |