陸戦用量産型MS。陸戦用MSの「MS−06Jザク」は、あくまでザクUの陸戦型改良機として開発されたため、問題点も少なくなかった。ジオニック社では「J型」の生産と平行して、問題点を解決した新たな陸戦用MSの開発を進めていた。開戦間もない0079年初頭、完成した試作機は「MS−07グフ」として制式採用される。この機体は「MS−06J」で問題となっていた、コクピット周りの装甲強化や、機体の運動性の向上、近接戦闘用兵器の固定武装化などが行われた。対MS戦を想定し右手に装備されたヒートロッドと呼ばれる兵器は一種のムチで、高圧電流を流すことによって敵MSのパイロット及び電子機器にダメージを与える。汎用性の低い特異な機体だったため、生産機数はそれほど多くない。 |