水陸両用量産型MS。地表の70%を占めるのは海である。地球侵攻を考えた場合、この海の攻略を避けて通ることはできない。だがコロニー国家であるジオン公国にとって、広大な海洋というのは未知の存在であった。このため、水陸両用MSの設計・開発はコンピューターのシミュレーションによって行われ、そのデータを元に実際の機体が製作された。この「MSM−03ゴッグ」を始めとする水陸両用MSは、海水を熱核反応炉の冷却にしようできるため、ジェネレーターは大型なものを搭載することができ、MSでは初めてメガ粒子砲(エネルギーCAPは使用されていない)を装備している。「MSM−03」は水中移動時に両腕を肩に収納し、熱核水流ジェット推進によって高速航行が可能であった。また、頭部から発射されるフリージーヤードと呼ばれるゲル状の対潜兵器無力化物質と厚い装甲のため、上陸作戦における戦果は大きなものがあった。 |