汎用試作型MS。「RX計画」により開発された3機種目のRXタイプMS。RX−75、77同様、貴重な実戦データを記憶した「教育型コンピューター」の回収とパイロットの脱出のため、コックピット兼脱出装置としてコアブロックシステムを採用している。試作機である本機は、当初から生産コストを度外視して開発されている。高価な新開発装甲材「ルナチタニウム合金」の採用、画期的な新技術「エネルギーCAP」と高出力ジェネレータの搭載により、MSとしては初めてビームライフルを装備するなど、その性能はきわめて高い。汎用MSとして開発されたために柔軟な運用が可能で、実戦結果も良好だったため、後の量産機「RGM−79ジム」には、このRX−78の運用コンセプトが生かされている。 |