汎用MS。「MS−06Eザク強行偵察型」は、MS06タイプの機動力を活かした戦略偵察機として開発された機体である。「MS−06F」から兵装に必要な部分を極力削除した機体は、代わりに推進剤スペースを10%増加、機体各部に探知システムを装着したものになっている。最大の特徴である頭部モノアイシステムは、もともとの接近戦用のカメラが大口径の高精度望遠タイプに換装され、それに伴いガラスシールドを排除したものである。また、モノアイゲージに縦ロールを追加し、カメラ可動部分の範囲が広げられている。両肩に1基ずつ、腰の関節ブロック前方に1基設置されたカメラや、機体左右胸部の緊急離脱用ロケットなど、偵察任務に特化された機体は連邦にも評価され、一年戦争終結後も接収された機体が使用された。 |