宇宙戦用量産型MS。ゲルググは設計当初から機体各部の徹底的なユニットかが行われた。これは生産ラインの分業化と、生産段階でのオプション追加による仕様変更を容易にするための配慮である。これにより「MS−14A」の生産ラインを大きく変更することなく、B型やC型の機体生産が可能になった。この「MS−14B」は、「MS−14A」の背部をパネルごとバックパックに換装したもので、「ゲルググ高機動型」と呼ばれる。膨大な初期加速が必要とされる一撃離脱作戦などに使用され、エースパイロットを中心に配備された先行量産型のYMS−14の中にもこのB型仕様の機体は多かった。多くのトップエースが搭乗していたことも手伝い、B型はエースパイロット用の機体というイメージが強い。写真の機体カラーリングは、ジョニー・ライデン専用機である。 |