砲撃戦用MS。「RX−77−2ガンキャノン」の良好な実戦結果を受け、その特徴である遠距離射撃能力を高めるべく開発されたのが、「RX−77−3ガンキャノン重装型」である。機体の基本構造は「RX−77−2」を踏襲し、主兵装を実弾式240mmキャノン砲からより強力なビームキャノン砲に換装している。さらに左腰部にはハンドグレネイドラックを装備、ビームキャノン用のバックパックのため若干の重量増があるものの、戦争終盤に予想された対要塞戦では威力を発揮するものと期待された。しかし、生産コストの高さと戦争終結により、ジャブローで数機が生産されたにとどまった。一年戦争後はジャブローでテストが続けられ、その結果はビームキャノンを搭載した「RGC−83」などに現れている。 |