各作品の管理人が思う寸評を示してみました。
それぞれの作品をみかえした回数は違うので、それに伴い評価は多少曖昧になると思います。
また、作品に対する思い入れは各人相違があって当然なので、あくまで一個人の評価と思ってください。
ご意見・ご感想はhnskd096@ybb.ne.jpもしくは掲示板までお願いします。
機動戦士ガンダム
管理人の評価 ★★★★★ あらすじ

人類が、宇宙の人工島スペース・コロニーへと移民するようになってから半世紀以上が経過したU.C.0079年、地球から最も遠いコロニー群サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に戦争を仕掛けてきた。国力に劣る公国は、新兵器モビルスーツを擁し、地球にまで勢力圏を拡大していた。そんな戦いの中、民間の少年アムロ・レイは連邦軍の新兵器MSガンダムに偶然、搭乗したことから戦争に巻き込まれていく。
好きなMS・MA ゲルググ
嫌いなMS・MA ザクレロ
好きなキャラクター スレッガー・ロウ
嫌いなキャラクター マ・クベ
全てのガンダムシリーズの始まりはこの作品からでしょう。当時の管理人にはある意味新鮮でショックを受けた作品でした。それまでは主人公=良い人、敵役=悪い人という構図が当たり前でした。ところがこの作品の主人公のアムロ・レイはネクラの機械オタクでわがまま、敵役のシャア・アズナブルは格好良くて運動神経抜群。今までとはまったく逆のキャスティングと言えるでしょう。また、作品のリアルな世界観も魅力のひとつですが、近い将来「もしかしたら現実となるかも知れない」と思わせるものがありました。事実、当時の科学雑誌にはコロニー構想が載っていたのを覚えています。しかし、何度か見返してみると矛盾点もいくつか見えてきますが、それはアニメということで片づけてしまいましょう。ところで、アムロ・レイの有名なセリフで、カタパルト射出のときに言う「アムロ、いきま〜す!」というのは何話目にあったのでしょう?管理人には見つけられませんでした・・・。見付けた方は御一報くださると幸いです。
機動戦士ガンダム/第08MS部隊
管理人の評価 ★★★★ あらすじ

一年戦争後期、生き延びるために協力しあった連邦軍士官シロー・アマダと公国の軍属アイナ・サハリン。二人は惹かれ合うが、シローはスパイの嫌疑を掛けられ、アイナも兄の狂気に翻弄される。
好きなMS・MA グフカスタム
嫌いなMS・MA アプサラス
好きなキャラクター アイナ・サハリン
嫌いなキャラクター ギニアス・サハリン
作品的には管理人が好きなもののひとつです。MSも現実的(飛ばないし、壊れる)であり、兵士もそれぞれ個性が光ってます。軍人的なテリーやノリス、それとは反対のエレドアなど、観ていて楽しいものがあります。そして主人公のシローとヒロインのアイナが管理人は好きです。物語の最後に傷ついたシローをアイナが支えながら去っていくシーンは涙ものといえるでしょう。欲を言えばキキが可愛そうだったかも。キキそしてミケルの後日談も描いてほしかったです。この作品の残念なところを挙げるとすればアプサラスでしょう。その時代の技術力としてはミスマッチです。開発資料を全て廃棄(科学者達も含め)したとしても、その開発過程は本国に報告されているはずなので、その後の作品と技術力が繋がらないというのが唯一残念です。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
管理人の評価 ★★★ あらすじ

一年戦争末期、連邦軍の新型ガンダム(アレックス)が中立コロニー・サイド6に搬入される。公国軍も特務部隊をサイド6に送り込むが、小学生アルフレッド・イズルハに気付かれてしまう。
好きなMS・MA ケンプファー
嫌いなMS・MA ガンダムNT−1
好きなキャラクター ガブリエル・ラミレス・ガルシア
嫌いなキャラクター キリング中佐
この作品は主人公が軍人ではない(MSを操縦しない)という意味で他の作品とは異なっています。少年アルの目を通して物語が語られているので、戦争の悲惨さ、無用さが一番色濃くメッセージされているのではないでしょうか。ラストのシーンのアルの涙にすべてが意味されていると思います。作品的には登場するMSも少なく物足りないところもありますが、作戦が失敗し、その挽回のために敵地へ乗り込む部隊が、その参謀本部からも見限られてしまうという設定は妙にリアリティがあります。管理人の希望的には、バーニィとクリスの別れはべつの方法でと願いたいです。
機動戦士ガンダム0083 スターダスト・メモリー
管理人の評価 ★★ あらすじ

U.C.0083年、連邦軍の「ガンダム開発計画」を察知した公国軍の残党デラーズ・フリートは、核兵器を装備したガンダム試作2号機を奪取。連邦軍は2号機奪回のため軍艦アルビオンを派遣する。アルビオンには、2号機奪還に燃える士官コウ・ウラキ少尉が乗艦していた。
好きなMS・MA パワード・ジム
嫌いなMS・MA ドラッツェ
好きなキャラクター サウス・バニング
嫌いなキャラクター ニナ・パープルトン
登場するMSが一番良いのはこの作品でしょう。次々と新しいMSが登場するのではなく、既存のMSのカスタマイズされたものが操縦されているのはリアリティがあります。登場人物もジオン軍側はデラーズをはじめ、ガトーやケリィなど、悲壮感が漂い、また、シーマもある意味アクセントとなってすばらしいものがあります。ただ、主人公のコウが格好良くない・・・。個性が光らないというのでしょうか。もう少し位置づけをはっきりとしてほしかったというのが本音です。また、主人公の恋人役といっていいニナは管理人には許せません。土壇場でコウを裏切ってガトーに奔りながら、最終話では平気でコウを待っている。管理人だったら三行半でしょう。
機動戦士Zガンダム
管理人の評価 ★★★★ あらすじ

U.C.0087年、連邦軍内に結成された特務部隊ティターンズは、宇宙移民者への弾圧傾向を強めていた。これに危機感を覚えた反地球連邦組織エゥーゴは、ティターンズとの軍事衝突に突入する。軍の技術士官を両親に持つ少年、カミーユ・ビダンもティターンズに反感を感じ、エゥーゴに参加する。
好きなMS・MA ガンダムMk-U
嫌いなMS・MA ガザC
好きなキャラクター クワトロ・バジーナ
嫌いなキャラクター パプテマス・シロッコ
ファーストガンダムからの続編ということもあり、世界観を引き継いでいるのはこの作品ではないでしょうか。登場するMSも多く、ファーストガンダムからの「ガンダム」というアニメを確立したのはこの作品でしょう。ファースト世代にもうれしいキャストがされていますし、なんといってもアムロとシャア(クワトロ)が同じ軍に所属するというのは、ある意味卑怯でしょう(しかし、ファースト世代の夢でもあります)。ちなみに、管理人はこの時代のシャアが一番好きです。MSでいうと管理人が一番好きなガンダムMk-Uが登場するのもこの作品なので、やはり見返した回数はファーストガンダムに次いで多いです。ただ、物語終盤にストーリーが曖昧になってしまう感があります。ネオ・ジオン軍の登場で物語中の軍のバランスだけでなく、物語自体のバランスが崩れたような気がします。
機動戦士ガンダムZZ
管理人の評価 あらすじ

U.C.0088年、不良少年ジュドー・アーシタはZガンダムを盗むため、サイド1に入港したエゥーゴの軍艦アーガマに近づく。一方、アクシズはネオ・ジオンを名乗り、各サイドに軍を派遣する。
好きなMS・MA キュベレイMk-U
嫌いなMS・MA ハンマハンマ
好きなキャラクター ハマーン・カーン
嫌いなキャラクター オウギュスト・ギダン
この作品を評価するのは非常に難しいです。今までのガンダム世界観をうち破った作品として、ファースト世代には受け入れられないものがあるでしょう。しかし、まったく違うファン層を広げたのは確かなようです。管理人はもちろんファースト世代なので、厳しい評価とさせていただきます。制作側も危機感を感じたからかどうかはわかりませんが、物語終盤、プルツーが登場する頃になると徐々にシリアスなっていきます。が、それ以外の展開はひどいものです。クワトロの搭乗していた、操縦の難しいと言われていた百式をビーチャが楽々と操縦していたり、渋い性格に魅力があったブライトが三の線になっていたり、挙げ句の果ては連邦軍の最新鋭艦ネェル・アーガマの艦長がビーチャだったり・・・。MSもネオ・ジオン軍のものは、活躍らしい活躍をしないまま次々と消え去っていくのはあまりにも可愛そうすぎる。せめてアッガイ程度の存在感を作ってほしかったです。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
管理人の評価 ★★★★ あらすじ

U.C.0093年、三度地球圏に姿を現したシャア・アズナブルは、ネオ・ジオンを率いて地球寒冷化作戦を展開する。それに対し、連邦軍外郭部隊ロンド・ベルの中核として阻止作戦に出るアムロ・レイ。シャアは、衛星5thルナを地球に落下させると連邦との和平に乗り出し、小惑星アクシズを買い取る。しかし、それは地球寒冷化作戦が最終局面を迎えることを意味していた。連邦との和平を反故にし、アクシズを地球に落とそうとするシャア。その時、アムロは・・・。
好きなMS・MA サザビー
嫌いなMS・MA ホビーハイザック
好きなキャラクター チェーン・アギ
嫌いなキャラクター クェス・パラヤ
長年のライバル、シャアとアムロの関係に終止符を打つ作品ですね。シャアのファンにとってはちょっと違ったシャアにとまどいもあるでしょうが、総統としてのシャアと一人の人間としてのシャアの二面から描いてあるのには魅力を感じます。一方、アムロもこの頃にはネクラな性格は残しつつも洗練されていて、ある意味シャアよりも大人として描かれているので、時代の流れを感じることができます。MSの登場種類は少な目ですが、単作品なのでしかたがないでしょう。アムロを慕うチェーンは好きなヒロインのうちの一人ですが、ブライトの子供ハサウェイに殺されてしまうのは、少し悲しいです。その後の作品「閃光のハサウェイ」でのマフティ=ハサウェイも好きなので、どう捉えていいのか迷うところです。
機動戦士ガンダムF91
管理人の評価 ★★★★ あらすじ

U.C.0123年、新興コロニー・フロンティアサイドに謎の軍隊クロスボーン・バンガードが襲来する。高校生のシーブック・アノーは仲間たちとともに脱出するが、女友達のセシリー・フェアチャイルドは行方不明となってしまう。コロニーを占拠したクロスボーンはコスモ・バビロニアを宣言、恐るべき計画を実行しようとしていた。
好きなMS・MA ガンダムF91
嫌いなMS・MA ラフレシア
好きなキャラクター シーブック・アノー
嫌いなキャラクター カロッゾ・ロナ(鉄仮面)
良くまとまっている作品でしょう。制作側の都合で単作品になってしまいましたが、連続アニメとして発表してほしかったです。キャスト的には鉄仮面はやりすぎと感じるところはありますが、シーブックもセシリーも好感が持てますし、他のキャラクターも個性があっていいです。余談になりますが、ガンダムの作品を通していえることですが、メインキャストの家庭は離ればなれに暮らしており、未来に一家団欒というものはないのでしょうか?この作品のMSはクロスボーン側に個性が光ります。それはつまり、従来の作品で適役をつとめてきた「ジオン」がその座を降りたからでしょう。ジオンファンというのは根強いものがあり、寂しさを感じたかたも多くいる作品でしょう。その後の世界を「機動戦士クロスボーン・ガンダム(コミック・アニメ)」として描かれていますが、その作品の善し悪しは評価がわかれるところです。
機動戦士Vガンダム
管理人の評価 ★★ あらすじ

U.C.0153年、サイド2のザンスカール帝国は地球侵攻を開始。恐怖政治を行うザンスカールに対し、民間組織リガ・ミリティアが立ち上がる。そんな中、不法居留区の少年ウッソ・エヴィンは、偶然ザンスカールのMSを奪ってしまう。
好きなMS・MA ヴィクトリーガンダム
嫌いなMS・MA ジャベリン
好きなキャラクター マーベット・フィンガーハット
嫌いなキャラクター カテジナ・ルース
ファーストガンダムからの世界観を(つまり歴史を)引き継いだ最後の作品といっていいでしょう。これ以後の作品はガンダムシリーズといっても、違った作品として観るほうが楽しめるはずです。内容的にはあまりお勧めできないものとなっています。まずMSが格好良くない・・・。全てのMSがスタイル良くないですね。そして奇想天外(?)のメカが多く登場する。バイク系のものもそうですし、アインラッドもそうです。キャストも、シュラク隊が女性だけで編成される必要性があるのでしょうか?物語終盤に登場するネネカ隊などはたんなる制作側の趣味でしょう。そして歴史上1、2を争う悪女のカテジナの存在。最終話で現れた彼女は普通なら銃殺刑(ギロチンのほうがいいかな?)でしょう。双方の首領の子供が隣りどうしに住んでいるというのも出来過ぎていますし、そのシャクティがエンジェル・ハイロウの核となるのもおかしすぎます。つまり、ガンダムシリーズを支えてきた「リアリティ」がこの作品には無いのです。この作品のパロディでコミック「いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!」が発売されてますが、アニメを観てからコミックを読むと非常に笑えますのでお勧めです。
∀ガンダム
管理人の評価 ★★★★

あらすじ

宇宙世紀や未来世紀など、過去の世界のはるか未来にある時代−「正歴」。宇宙世紀などの戦争の記憶は何者かによって葬られ忌むべき伝承「黒歴史」として一部の者に伝わるのみだった・・・。地球への帰還を望む月の女王ディアナ・ソレルは、地球への先遣調査隊として何人かの少年少女を地球へと送り込む。そのひとりがロラン・セアックだった。月の民「ムーンレイス」と地球の人々が仲良く暮らすことを望む彼は、殺し合いに発展する両者の対立に心を痛め“ホワイトドール”に乗り、事態の好転を願うが・・・。

好きなMS・MA カプル
嫌いなMS・MA ムットゥー
好きなキャラクター ロラン・セアック
嫌いなキャラクター グエン・サード・ラインフォード
賛否両論の作品ですが、管理人も視聴するまでは、そのモビルスーツの容姿に違和感を持ったのは確かです。しかし、観てみると、意外と良くできている作品ということが分かると思います。作品の終盤を除いては、強力すぎるMSも登場しませんし、人間模様に重点を置いたストーリーは楽しめるはずです。一種、他の作品とはスタンスの違ったものと言えます。管理人はこの作品を観て、FGと同時期に放映されていた「ザブングル」を思い出しました。ガンダムシリーズの一番の魅力は、そのMSの美しさだと思いますし、∀ガンダムの容姿から「ガンダムではない」という意見が多いのもうなずけますが、一度視聴してみることをお勧めする作品です。
新機動戦記ガンダムW
管理人の評価 ★★★ あらすじ

A.C.195年。武力による世界支配を進める地球圏統一連合に対し、コロニー住民たちは反抗意志の象徴として高性能MS「ガンダム」を作り上げ、そのパイロットとして破壊工作のエキスパートを養成した。「オペレーション・メテオ」によって地球に降り立ったヒイロ・ユイたち5人のガンダムパイロット。当初はお互いの存在も知らなかった彼らだが、OZとの戦いを通し協力関係を結ぶようになる。だが、OZ総帥トレーズ・クシュリナーダの策略により世界はますます混迷。迷える彼らに救いの手をさしのべたのが、かつてヒイロが命を狙った少女、リリーナ・ピースクラフトであった。
好きなMS・MA トールギス
嫌いなMS・MA エアリーズ
好きなキャラクター デュオ・マックスウェル
嫌いなキャラクター ドロシー・カタロニア
ガンダムシリーズで一番クライ作品に仕上がってます。キャラクター同様5機のガンダムにも個性付けがしてあり、それぞれに格好良いのですが、この作品を観た後は気分が沈んでしまいます・・・。ストーリーもキャラクターが敵になったり味方になったり忙しいので、とらえ所がない感じが強いです。決してそうでないとは思いますが、行き当たりばったりで制作されているのでは?と疑ってしまいます。ともあれキャラクター・MSともに仕上がりは上々といえます。MSの設定も行きすぎたところを修正(飛ばないMSは飛ばない!)してあり、時代設定を別にして正解だったといえるでしょう。
     

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