小型陸戦艇。本艇は予想される本土侵攻作戦に備えてジオン軍が開発した、中隊規模で用いる陸戦艇である。運用思想は、連邦軍の採用したビッグ・トレーと全く同様のものであり、特筆すべきことはない。ただジオン軍らしくハードよりもソフトによる打撃力を重視しており、あくまでもMSや戦車などを用いた運動戦の支援を行うことが、本艇の任務とされている。ジオン軍は「機動戦を作戦の主体とし、寡兵を持って大兵にあたらんとす」をバトルドクトリンとしており、ギャロップは陸戦においてそれを遂行するために生まれた兵器だと評価できるだろう。大戦中は主にアフリカ大陸に配備され、数多くの戦場で連邦軍との激戦を戦い抜いたという。 |