無題ドキュメント

イエロージャケット		ベスパ内の兵器テスト部隊。前身はサナリィの試験部隊であるため、テスト能力だけでなくＭＳ開発技術も持つ。地球侵攻時にはヨーロッパ制圧を任されラゲーン基地に駐留するなど、実戦に駆り出されることが多かった。部隊名の由来は、専用にあつらえたノーマルスーツのカラーリングによる。
イジェクションポッド		一年戦争当時のＭＳには積極的に脱出システムは組み込まれていなかった。唯一、ＲＸシリーズにはコア・ブロック・システムが採用されていたが、これは高価かつ構造の複雑化を生み、これに代わるシステムが求められた。戦後、第二世代ＭＳのコクピットには、リニア・シートと３６０度全天周囲モニターを採用。これを脱出ポッドとして射出するシステムが取られる。これによりパイロットの生還率は増加したが、イジェクションポッドには推進装置がなく爆発に巻き込まれる危険もあった。とはいえこのシステムは安価であり、多くのＭＳに積極的に取り込まれた。
一週間戦争		U.C.００７９年１月３日から１月１０日まで行われたジオン公国と地球連邦軍の戦闘。連邦政府に対して独立を宣言したジオン公国は、宣戦布告と同時にサイド１、２、４に奇襲を敢行。ＮＢＣ（核、生物、化学）兵器を無差別投入し膨大な数のコロニー市民を虐殺。また、サイド２の軌道からコロニーを８バンチのアイランド・イフィッシュを離脱させ、地球へ降下させるコロニー落とし「ブリティッシュ作戦」を決行。これは連邦軍本部ジャブローを狙ったもので、公国軍は短期決戦を目論んでいたが、コロニーはオーストラリアに落着、結果的に地球の環境を激減させ、地上の多くの市民を死に至らしめた。この一週間で５０億人以上が死亡した。
一年戦争		U.C.００７９年１月３日に勃発し、００８０年１月１日まで続いたジオン公国の独立戦争のこと。勃発から終戦に至るまでの期間がおよそ一年に及ぶことから、後にこう呼ばれるようになった。序盤は一週間戦争の戦果とＭＳの使用によりジオン優勢であったが、戦場が地球に移ってからは戦線は硬直、戦争後半になると連邦が巻き返しを図り、ジオン軍は地球から撤退する。その後も連邦軍の優勢は揺るがず、一年戦争は連邦軍の勝利に終わった。この戦争で初めて歴史の表舞台に現れたモビルスーツは、その後の戦争でも主力兵器となり、急速に発展を遂げている。
茨の園		暗礁空域にある公国軍残党デラーズ・フリートの本拠地。廃棄コロニーや小惑星を利用して建造されている繋留基地である。居住区域や港湾施設、ＭＳ生産ラインなど持っていた。暗礁空域に作られたことと、連邦軍の哨戒行動の遅延により発見されることはなかった。
イングレッサ		北アメリア大陸の東海岸近くに広がるラインフォード家の領地。大陸は幾つかのエリアに分割され、エリアごとに世襲制領主が治める封建社会となっている。北アメリア大陸の中でも文化や工業が進んでいるエリアで、首都ノックスやハイム家の鉱山があるビシニティを擁している。舗装された道路には自動車や路面電車が走り、交通網も発達している。
イングレッサ・ミリシャ		イングレッサが保持するミリシャの便宜上の名称。ミリシャとはアメリア大陸の領主たちがムーンレイスの地球帰還作戦に対抗するために組織した市民軍であり、その土地の名前を付けて区別される。表向きはガリア大陸の国家が戦争を仕掛けてきたときの自衛軍となっているが、実際には対ディアナ・カウンター用の軍である。砲と兵、レシプロ機が主な戦力だが、マウンテンサイクルからＭＳカプルが発掘されると、それも戦力として投入された。
インコム		準サイコミュ兵器の一種。平たい円盤や筒型の形状をしていて、ＭＳから射出されると有線コントロールで軌道を変更しつつ、内蔵したビーム砲で攻撃する。ＭＳ本体とは別の方向から攻撃でき、ニュータイプでなくてもオールレンジ攻撃が仕掛けられるのが特徴。ただし、エネルギーＣＡＰの容量が少ないので２～３射ごとに格納してチャージする必要がある。実用化されたのはＭＳドーベン・ウルフだけだったが、ガンダムタイプのＭＳにも搭載されたという記録もある。
隕石落とし		巨大な隕石を地球へぶつけることで、核爆弾などを利用せずに大規模な破壊をもたらすことができる非人道的な戦術。有名な事例として、シャアの反乱における５ｔｈルナ落下がある。これは地球連邦政府の中枢があるチベットのラサ地区を直撃し、周辺地域に甚大な被害をもたらした。シャアは続いて小惑星アクシズをも地球へ落とし、これをして地球寒冷化を引き起こそうとした。コロニーを落とす前例は歴史上にもあったが、より巨大で質量もある巨大隕石をぶつけるこの作戦は、人類史上最悪の愚考であると言える。シャアはそれを人類の業を背負うためとし、実行した。
隕石基地		コロニー建材として利用した小惑星を宇宙基地に転用したもの。ルナツーやソロモン、アクシズといった宇宙要塞も隕石基地の一種といえる。本来は宇宙空間の一定宙域に固定されて要害として利用されるが、核パルスエンジンを利用すれば移動することも可能である。
インダス補給基地		インド地区に設営されたＯＺの補給基地。戦略的価値の低さから基地防衛戦力が削減されていたらしく、揚子江から移動してきたシェンロンガンダムによって簡単に破壊された。