オーガスタ基地 北米地区の連邦軍基地。ガンダムNT−1を開発していた。後に、ニュータイプ研究所であるオーガスタ研究所の母体となった。
オーガスタ研究所 北米地区サウスカロライナ州のオーガスタ基地に設立された連邦軍のニュータイプ研究所。主に強化人間の研究とギャプランなどの強化人間用MSの開発を行っていた。
陸(おか)バルチャー 旧連邦軍施設跡を物色し、獲得した兵器や電子部品を売りさばく商売人が「バルチャー」。中でも陸上を活動拠点とする者を「陸バルチャー」と呼ぶ。ちなみに海上や海中で活動する者を「海(シー)バルチャー」と呼ぶが、その数は多くない。そのため、一般的にバルチャーと呼ぶ場合は、陸バルチャーを意味する。
オーキス ガンダム開発計画によって設計されたガンダム試作3号機の構成要素のひとつ。各種武器コンテナとIフィールド・ジェネレーター、さらに推進装置を取り付けた姿はまさに移動武器庫であり、アームド・ベースとも呼ばれる。ただし、オーキス単体で移動することはできず、作戦行動時には機体コントロールの中枢となるMS(ステイメン)と合体する必要がある。
オークランド 北米地区の地名。一年戦争後、連邦軍が極秘裏に建設したニュータイプ研究所のひとつがある。
オデッサ 黒海沿岸に広がる東欧最大の工業地帯。豊富な鉱物資源を産出する鉱山が多数存在し、戦略的に重要な場所となっている。U.C.0079年に発生した一年戦争では、地球降下作戦を実行した公国軍がオデッサを制圧。U.C.0079年11月7日に開始された反攻作戦で連邦軍がこの地を奪還するまで、公国地球方面軍の物資補給基地として利用された。
オデッサ基地 オデッサを占拠した公国軍が設置した地上基地。司令部としての機能の他に、鉱山や採掘施設も併設され、地球圏内外への補給物資運送を管理・実行していた。基地指令はマ・クベ少佐だが、彼は南極条約違反である水爆ミサイルを保有していた。
オデッサ作戦 一年戦争のターニングポイントとなった地球連邦軍の反攻作戦。U.C.0079年11月7日から3日間、連邦軍が地球上での勢力を優位にしようとするために全兵力の6割、兵士数770万人(後方支援400万人、現地民間人も多数参加)、陸戦艇12隻、戦車5800輌以上、戦闘車両900輌以上、火砲2万5000門以上、戦闘機1800機以上、対地攻撃・爆撃機3300機以上、海上戦力6個戦隊を展開。対する公国軍は兵士数98万人(後方支援8万人)、陸戦艇13隻、戦車2000輌以上、戦闘車両1500輌以上、MS1100機以上、火砲1万門以上、戦闘機600機以上、対地攻撃・爆撃機800機以上、海上戦力としてユーコン級潜水艦8隻を配備した。また、連邦軍側にはホワイトベース隊の搭載MSに加え、少数の先行量産MSが投入されたという記録がある。戦闘はロシア・ウクライナ地区のオデッサを中心に3日間展開され、この成功により地球上の連邦軍は優位に立ち、ジオン軍ヨーロッパ方面軍は壊滅的打撃を受けた。
オデッサ残党兵 オデッサの戦いで敗北を喫した公国軍は宇宙へ逃れたが、地球に取り残された部隊も多数存在した。残党兵はアジア、アフリカ方面へ後退。その地で戦力を再編成し、主にゲリラ活動を行った。特にアフリカ地区の残党兵は一年戦争終結後も武装解除を拒み、現地勢力と協力しながらU.C,0088年まで活動を続けた。
オデッサ・デイ オデッサ作戦の開始日時、または実行された期間を指す。作戦開始はU.C.0079年11月7日、終了は11月9日。ただし、部隊の進軍は10月10日から開始されており、それだけでもオデッサ作戦の規模が推察される。
お肌の触れ合い通信 通常、MS同士の通信には電磁波やレーザー回線が用いられるが、これらの通信手段は第三者に傍受される可能性があり、情報漏れという危険性が付きまとう。これを防止するために利用されるのが「お肌の触れ合い通信」である。MS同士を接触させ、機体に伝わる振動を利用して通信を行う。通信範囲が限定されるものの、接触していなければ通信傍受も不可能であり、情報漏洩の危険性はほとんどない。また、機体の一部を接触させれば通信可能という手軽さから、作戦行動中の小隊間で日常的に用いられる通信手段である。
オーバニー アメリア大陸にある地名のひとつ。宇宙船ウィルゲムを発掘する男、ウィル・ゲイムの出身地。
オペレーション・デイブレイク 地球圏統一連合の勢力を排除し、ロームフェラ財団が地球圏を掌握するために行われた軍事クーデター。立案者はトレーズ・クシュリナーダである。ニューエドワーズ基地でOZの幹部が会合を持つという偽情報をリーク。それに集まってきたガンダムに和平派の連合軍人を殺させた。これにより、OZが地球圏の軍事を統括し、同時にガンダムパイロットたちをテロリストとして世界に印象づけた。また、生き残ったセプテム将軍もレディ・アンによって暗殺されている。
オペレーション・ノヴァ 新生OZ(ロームフェラ財団)が実行した制圧作戦。トレーズを幽閉した財団は、地球上の反財団活動を行う可能性がある地域に、月基地で建造した大量の新型MDを地球に降下させた。作戦指揮はMDの開発・設計にあたったツバロフ特佐技師長が行った。これにより、地球圏の大半は新生OZの支配下に置かれることになる。
オペレーション・メテオ 隕石に偽装した5機のガンダムを地球に降下させ、反OZ活動を行わせることを目的とした作戦。本来はバートン一族のデキムやカーンズが発案したものである。それによると、スペースコロニーの回転速度を上昇させることでラグランジュ・ポイントの均衡を崩し、コロニーを地球に落下させ、その後、混乱に陥った地球をガンダムで制圧するという作戦であったが、各ガンダムに指令を出していた人物が独断で作戦内容を変更し、ガンダム5機が地球に降下するのみに終わっている。
オルク A.W.における海賊集団。海上都市や島、ときにはシーバルチャーを襲撃しては、略奪行為を働いていた。
オールドタイプ 宇宙世紀における概念。ニュータイプの対義語であり、いわゆる普通の人間を指す。宇宙という新しい生活環境を手に入れた人間は、これに対応するべく、いずれ高い洞察力と状況認識力を身につけるようになるという人間をジオン・ズム・ダイクンの説ではニュータイプと呼び、必然的に反対の存在であるオールドタイプが定義づけられた。しかし、誤解なく物事の総体を認識するであろうニュータイプは戦争の道具とされ、彼らの能力を利用したのが他ならぬオールドタイプである。
オールトン 北アメリア大陸に点在する領地のひとつである、ルジャーナ領の首都。ルジャーナ・ミリシャを結成したボルジャーノ家はオールトンを領地としている。
オールレンジ攻撃
サイコミュ運動のモビルスーツ・モビルアーマーが、ビットやファンネルで単一の目的に対して異なる方向から同時に攻撃を加えること。ビットやファンネルはMSに比べて小さく、秘匿性があるという利点がある。そのため通常のパイロットはオールレンジ攻撃を回避するのは難しいとされてきた。しかし、ニュータイプと呼ばれる一部のパイロットは、攻撃端末の動きを先読みし、撃破することができた。
御大将 闘争本能に駆られたムーンレイス、ギム・ギンガナムのふたつ名。月の部門を司るギンガナム家の長に相応しい呼び名である。
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